06th Jan 2021
【ANA】2021年ANAグループ年始式 片野坂社長年頭挨拶
新年のスタートにあたり、私たちが認識すべきことは、危機感を常に持ち、そして必ず良くなるという希望を忘れないということです。
この正念場の1年を乗り切るための重要なポイントとして以下の5つを挙げます。
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1. 「安全」:何と言ってもエアライングループにとっては安全が第一です。
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2. 「営業キャッシュフロー」:今はまだマイナスが続いていますが、早期に単月でのプラスを目指します。
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3. 「スピード」:コロナ影響の長期化を覚悟し、資金の確保を続ける目的は「ANAグループの新しいビジネスモデルへの変革」を加速させることにあります。社会や人々の意識が変わる、航空需要も大きく変化するという予測を立て、ANAのこれまでのサービスモデルを思い切って変えていきます。重要なことは、スピードにあります。なぜなら、生き延びようとしているのは他の競合エアラインも同じであり、新しいサービスやマーケティングの打ち手を繰り出してくるからです。危機を乗り切るアイディアや取り組みについて、多様な意見を積極的に取り入れていきます。
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4. 「コスト削減」:2020年度は約1,500億円、2021年度は約2,500億円のコスト削減を行います。機材費、整備費、人件費、賃料、調達改革など2年間で約4,000億円の実行に着手しています。コロナ禍の長期化と収入の不透明な中で、確実に利益を出していくために、2021年度は確実な一歩を踏み出す年です。
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5. 「人」:今年も変わりません。エアラインビジネスはまさに「人」の移動で成り立っています。そしてそのビジネスを支えるのは、ANAグループのこれも「人」です。雇用を守るという宣言を行い、資金の続く限り堅持する考えは少しも変わりません。このコロナ禍により、リモートワークのみならず、ANAグループは採用や雇用、働き方の分野で新しい時代の流れを取り入れていきます。
上、ANA HOLDINGSプレスリリース記事からの抜粋です。
詳細は、ANA HOLDINGSプレスリリースのオリジナル記事をご参照ください。
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202101/20210104.html
参照メディア:ANA Group企業情報(プレスリリース)